こんにちは。ちゅうとくんです。
オタクブログ、ポケカ関連が多かったんですがもうひとつの大きな趣味であるニチアサ特撮についても時々書けたらいいなということで、書いていきます。
大きな趣味とは言ったんですがメインは現行作品で、完結してる過去の作品は(特に物心つく前のものは)まだ見れてないのも結構ありました。龍騎もそのひとつで、今年の冬映画にゲスト出演するってことでこれを機にテレビ本編、劇場版、TVスペシャル、その他客演やスピンオフなどを(たぶん)全部見ました。小説は読んでないです(あとドラゴンナイトもまだ)
完結作品なので普通にネタバレを含みます。了承の上でこの先をお読みください。
『仮面ライダー龍騎』とは？
2002年に放送開始した平成仮面ライダー第3作で、13の仮面ライダーが戦いを繰り広げる"多人数ライダー"、"ライダーバトル"の元祖のような作品です。鏡の世界に棲む「ミラーモンスター」と契約して仮面ライダーとなり、最後の一人になるまで戦うことで願いを叶えることが出来るとされています。
ミラーモンスターがいわゆる敵怪人にあたる存在なのですがボスなどがいる訳ではなく、ラストバトルまで仮面ライダー同士の争いがメインになっていました。
ここが良かった
・ライダー同士の距離感
ライダーバトルがメインではあるものの、仮面ライダーへの変身には鏡面が必要という性質上変身する時は敵も味方も隣合って並ぶことになります。そこからミラーワールドに出入りするので戦いの後も素顔の状態で近くに出てきて解散するみたいな感じ。ミラーワールドの時間制限もあってこういうシーンが結構多い。それがなんか良い。
・挿入歌がデカい
平成1期はだいたいそうなんですけど挿入歌が毎回のように流れる。これのおかげで耳に残るので良いですよね。
・浅倉威
仮面ライダー王蛇こと浅倉威、戦いに飢えていて家族や子供にも容赦をしない、悪の人物。「悪のカリスマ」とか「ダークヒーロー」とか、そういうのじゃなくてただの悪って感じが面白い。行動原理とかも無くて「理由があれば落ち着くのか？」みたいなことを言うのもすごい。10年以上経った後の客演ではヒゲの生えたイケオジ的な感じになっているんだけどTVシリーズ当時の若い姿もカッコイイと思います。あと「たけし」なんですよね、本郷猛と同じ読みのたけしという名前、平成以降のライダーでは浅倉くらいしかいないのでは？
・秋山蓮
秋山蓮ポイントの造幣局。国内の秋山蓮ポイントの7割を発行していた。(残り3割は明光院ゲイツ)
城戸とは馴れ合わないぞみたいな雰囲気だけ出しておいてずっと一緒にいるし最期にも立ち会うし続編的な作品でもいつも城戸真司のことを考えてる、城戸と一緒に新しい未来を作っていってくれ
途中でなんか悩んで城戸と敵対するの、相棒ノルマって感じだった
(秋山蓮ポイントとは？…秋山蓮ポイントとは、『仮面ライダー龍騎』に登場する秋山蓮というキャラクターのような言動、見た目などをすることによって加算されるポイント。いわゆるツンデレ相棒ポジションとして動けば加算される…？)
・他のライダーも魅力的
主人公の城戸真司(龍騎)はとにかく真っ直ぐな男で、すっげ〜良い奴。
北岡弁護士(ゾルダ)もスマートな男でカッコイイ。長くない命だから全力で自分のために生きてるし、自分のために戦っている。良い。ゴローちゃんもいい人。
ライア手塚ははじめてちゃんと城戸の味方になったライダーって感じで着実に死亡フラグを積み重ねて行くのが悲しかった…ちゃんと退場したし
・ドラグレッダーがカッコイイ
見た目がカッコイイというのも無くはないけど龍騎とのコンビでのカッコよさがあって、フィギュアで並べて飾りたくなる。(龍騎の装動は持ってるけど同スケールのドラグレッダーはすっかりプレ値化してる、FRSでも買うか？)
サバイブでゴツくなってバイクに変形するのも良い。めっちゃ良い。
他の感想
・決めゼリフが無いね
無いね。「シャアッ！」みたいなのはある。名言的な名言もあんまり多くなくて、ドラマしてるなあって感じだった。
・販促ノルマの少なさ
近年はおもちゃを売りまくるために色んなアイテムが出たりするんですけど龍騎は驚くほど追加要素が無い。せっかくカード読み込みというシステムを使っているのに新しいカードを手に入れるエピソードとか一切ない。たまげた。これは別にあってもいい。まあその辺はブレイドやディケイドにお任せってことで。サバイブのデッキで新しいカードを使った時はちょっとワクワクした。
ノルマが少ないからか、ライダー同士の戦いも意味不明な対立とかはなくてちゃんとドラマの筋書き通りになっている。何故かずっと怒ってる人とかいない(浅倉はイライラしてるけど)のとか良い。ライダーバトルなのに馴れ合いはあるんだけど、それは城戸真司が頑張っている成果としての馴れ合いなので納得できる。
・ヒロイン
秋山蓮がヒロインみたいな風潮まあ一理あるけどメインヒロインの神崎優衣は物語の根幹に関わっていてなかなか面白かった。ただ、ちょっとメイク？が現代的では無いので正直(命を賭けて戦う対象として見るにあたって)感情移入の障壁にはなる。
そういえば劇場版の加藤夏希との唐突なラブロマンス要素は劇場版的なスパイスとしてちょっと面白かった
今年の劇場版について
今年ってか昨年末なんですけど
これの通りです。ちょうど良かった。登場シーンがめっちゃカッコよかった。
龍騎って話の都合上後日談の作品で記憶どうするかみたいなの結構ムズいと思うんですけどその辺はゆるゆるにしてもらっていいと思ってます、僕は。だって記憶あった方が面白いこともあるしなかった方が面白いこともあるので。
おわりに
平成ライダー初期のシリアスな感じと現代に通じる挑戦的な感じの両方が感じられてそこまで古さも感じない作品でした。1年ものの作品としてはストーリーの破綻は少なめで見てて変だなってなることはあんまりないです。男の友情が好きな人とかバトロワが好きな人にはオススメです。ストーリーの重さとかに関しては重くはないけど真面目って感じなので多少ガバくてもいいから盛り上がるのを見たいって人は逆に平成2期とか見た方がいいかもしれない
特にオチとか盛り上がりとか無い記事なんですが、こんな感じで時々完走した作品の話をできたらと思ってます。今はデカレンジャー見てます。
では、次回の記事でお会いしましょう
(次回はデカレンジャーの記事かお出かけ記事になると思います)
