【感想】ラノモンがさあ…ラノ坂ベ琴がさあ…

こんにちは。ちゅうとくんです。

 

ラノベって、あるじゃないですか。あれ読んだことあります?

周りのオタクの皆さんは読むタイプのオタクと読まないタイプのオタクがいるっぽいんですけど、僕は読まないタイプのオタクでした(小説版仮面ライダーを除く)。

なにせ、人がラノベにいちばんハマるであろう高校生時代はTwitter(現X)大好き人間でTwitterばかりやっていたもので…

 

今もX大好き人間なのでなんだかんだ紙の本と向き合うことって少ないんですが、去年X…もしかしたらTwitterだった頃かも?で流れてきた広告がどうしても気になって、人生初のラノベを購入しました。

 

 

これです。

 

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これです。

 

事件の手がかりが太字で書かれるという、「それ、ナシじゃね?」みたいなことをする学園ミステリーラノベ

 

読んでみた感想としては、とにかくラノベすぎる。

主人公は犯罪王の孫で、ヒロインは探偵王の養子=探偵王女。最悪の出会いから会話をして和解という最強メインヒロインムーブ、なのにまだ恋愛感情には発展してない。代わりにヒロインの従者(メイド)やメスガキみたいな先輩はグイグイ主人公に迫っていて、それを見てヒロインはちょっと不機嫌になってる(恋愛感情には発展してないらしいのに)。ちなみにこの4人は同じオンボロ寮に住んでいる。ラノベすぎ!!

舞台は探偵を育てる学園で、探偵のランクがあったり裁判による決闘みたいなのもある。探偵vs犯罪全盛の世界らしく、国連探偵開発局なる組織の名前が出てくるのだが、その略称がUNDeAD。ラノベすぎ!!

クラスメイトも巨乳キャラの女の子とかしょうもないけど良い奴な男2人とかいてコテコテラノベクラスメイトすぎる。めちゃめちゃ優秀な生徒会長も、当然いる。

そんなこんなで、ラノベすぎるキャラ、ラノベすぎる世界観にニマニマしながらライトに読み進めることができる。

ちなみに主人公は仮にも探偵を目指す身なので世のラブコメ主人公と比べて全くと言っていいほど鈍感ではない。女の子からの好意にちゃんと戸惑ってる。

 

ミステリーラノベとはいえ、ベースがラブコメ系スカッと系のラノベなのでとにかく読みやすい。

その上で、この作品の特徴である太字がどう働いているかというと、これもまた読みやすさに拍車をかけている。ラノベ的な日常に太字が現れることで一転ミステリーの世界に引き込まれる。太字を読んだらそれだけで謎解きができるかと言われるとちょっと厳しいんだけど、読みながら「これさっきのアレか…?」みたいに戻ったり解決編で全部回収されるのを楽しめたりするのがグッド。

ヒントがバレバレだと推理小説の楽しみが失われるのでは?みたいな心配に関しては、どうなんだろう、正直なんとも言えない。推理小説じゃなくてラノベのつもりで読んでるからなぁ…ただまあ言ってみれば読者への挑戦状なわけで、太字が全部事件の手がかりになるように推理してみせよ的な、そういう楽しみ方もできるんじゃないかな。

 

推理・解決に関してピンと来ない部分が無いとは言わないけど、それ以上にラノベとして楽しいんだよな。キャラがわちゃわちゃしてて最後は推理バトルで締める。ニチアサフォーマットかも、これ。

 

どうでもいい話なのだが、メスガキみたいな先輩のキャラは論破癖でもあって、「はい、論破♡」って言う。スカッとジャパンのイヤミ課長をリアルタイムで見ていた世代なので、論破ブームってここまで来たか…というか、もうブームとかじゃなくて一般的なものとして扱っていい時代が来ちゃってるのかみたいな変な気持ちになる。感想ですよね。

 

シャーロック+アカデミーの感想はここまで。

ちょうど3月に3巻が出たばかりだったので4巻までは結構待つことになるな〜って思ってます。

 

という感じで、ラノベ、読んでみたら面白いじゃ〜んって言ってるところです。まだ読んだ数が少ないので今読んだら多分なんでも面白いって言います。でも1冊目1ページ目ってのがなかなかハードル高いんだよな。そういう時こそ電子書籍なのかもしれない。

 

コメント欄では皆さんのオススメラノベを募集…と言うとシュバられて困りそうなので募集しないでおきます。でも紙の本で読む面白みみたいな、それこそ太字のギミック的なのがあるラノベがあったら教えてください。